業務用脱毛器を長く使い続けるために意識するべきポイントとは?
業務用脱毛器は、最低でも100万円以上はする高額な機器です。種類によっては400万円以上もするので、頻繁に買い替えることはできません。健全なサロンの運営のためにも、業務用脱毛器は、できるだけ長く使い続ける必要があります。今回は、業務用脱毛器を長く使い続けるためのポイントについて紹介します。
業務用脱毛器の一般的な耐用年数
業務用脱毛器の耐用年数は一般的に4年~7年程度といわれているようです。使用量やメンテナンスの状況、機械の性能によって耐用年数は伸びますが、安全性のためにも4年経過したら買い替えを検討したほうがよいでしょう。
業務用脱毛器を長く使い続けるために意識するべきポイント
業務用脱毛器を長く使い続けるためには日々のメンテナンスが重要です。
■操作パネルの清掃
業務用脱毛器は現在、操作パネルによる操作が主流となっています。操作パネルは、操作のために手で触れる頻度が高く、清掃しないと指紋によって反応が鈍くなってしまいます。また、操作パネルではなく、ボタンなどによって操作する場合も、消毒液などを使ってこまめに拭き掃除をしましょう。
■ハンドピースの清掃
ハンドピースは、脱毛施術をするための重要なパーツです。施術の際、肌にふれる部分の消毒清掃や、隙間部分の清掃などを丁寧に行いましょう。ハンドピース内のフィルターを取り外せる場合は、内部に、ほこりが入っていないかも確認し、清掃することも大切です。
ハンドピースのフィルターに異常があると、正常な出力で照射ができなくなる可能性があります。出力が弱くて効果がでなかったり、逆に強すぎてやけどをしたりしてしまうなど、安全性や効果に影響が出るので、丁寧に清掃しましょう。
■定期メンテナンス
操作パネルの清掃やハンドピースの清掃と同時に行ってほしいのが、定期メンテナンスの実施です。操作パネルの清掃や、ハンドピースの清掃などを丁寧に行っていても、機械に不具合があった場合、対処できるわけではありません。業務用脱毛器のメーカーによる定期的なメンテナンスによって、故障部分の部品の交換などを専門家による目線から行ってくれます。安全にお客さんへ施術を行うためにも、メーカーの定期メンテナンスを受けましょう。
性能が落ちてきたと感じたら買い替えを検討しよう!
定期的にメンテナンスを行っていても、照射出力が弱くなってきたり、機械の動作に異常を感じたりしたときは、買い替え時といえます。安全にお客さんへ施術を行うためにも、異常を感じたときは早急に買い替えをしましょう。
■買い替えを検討する際のポイント
買い替えを検討する際のポイントとしてまず考慮したいのが、購入予定の業務用脱毛器が国内メーカーであるかどうかです。なぜなら、国内メーカーのほうが定期メンテナンスや、交換部品の入荷時間など、アフターフォローの対応が早いからです。業務用脱毛器を使った施術をメインとしているサロンでは、業務用脱毛器の状態で、お店の評判が左右されることもあります。そうした状況を考えると、アフターフォローの対応が早いことは、サロンの生命線といえます。
また、買い替えを検討する際は、購入予定の機械が現在の脱毛技術に見合った最適な機械であるかをきちんと把握することも必要です。美容技術は研究が続けられており、業務用脱毛器も例外ではありません。研究によっては、照射回数が格段に多く行える機械や、照射以外の手段で脱毛を行う技術が開発されるかもしれません。
どういった機械が現在の脱毛施術に最適な機械かを把握したうえで購入しましょう。買い替えをする際には、今まで使っていた機械を処分してもらうことも重要です。大型機器なので、自分で処分するには費用や手間がかかります。購入する際は、メーカーに処分してもらえるかどうかも問い合わせてみましょう。
業務用脱毛器は、脱毛サロンを運営するにあたって必要な機器です。お客さんに安全な施術を行うためにも日々のメンテナンスをし、異常が見つかったら買い替えも検討しましょう。