脱毛器を選ぶときは単位に注意!数値が高いほど効果が高いって本当?
脱毛器の数値を表す単位としてJやJ/cm²、W、Vなどがあります。この記事では、脱毛器の数値であるそれぞれの単位について詳しく解説します。脱毛器を選ぶときには単位に注意するようにしましょう。また、数値が高いほど効果が高いというのは本当なのかについても解説するので、参考にしてください。
J(ジュール)・J/cm²とは
JとJ/cm²は、脱毛器の熱量である出力の単位です。JとJ/cm²は似ているので間違えやすいのですが、違う意味の単位ですので注意しましょう。Jは、照射面全体の出力であり、J/cm²は照射面のうち1cm²の出力のことをいいます。単位を統一して比較する場合には、計算する必要があります。同じ照射面積の場合、単位が違っても出力の数値が大きい方を高い出力の脱毛器だと判断してしまう人が多いようです。
しかし計算式に当てはめると数値が小さい方が高い出力のこともあります。どちらが高い出力なのか判断するためには、単位を統一して計算してみないと分からないのです。JとJ/cm²は同じものだと勘違いしている人も多いのですが、違う意味の単位ですので選ぶときには気を付けましょう。一般的な家庭用脱毛器のJは5~30程度だといわれています。30までが家庭で安全な脱毛ができる限界の数値なのです。
W(ワット)・V(ボルト)とは
脱毛器に関するWとVは出力ではありません。Wは消費電力量のことをいいます。脱毛器を動かすために必要な電力のことで、電気代に関わる単位です。1400Wの脱毛器と3000Wの脱毛器では1か月当たりの電気代が2倍以上変わることになります。Wは電気代に影響する数値なので、数値が大きくても脱毛効果が出やすくなるわけではありません。
Vは電圧のことをいいます。基本的に日本の製品は100Vで作られています。Vの数値が高くなるほど電気を押し出す力が強くなるのです。脱毛効果に直結する数値はJやJ/cm²ですので、Vの数値が大きければ効果が出やすいわけではありません。
数値が高いほど脱毛効果が高い?
脱毛器は数値が高ければ高いほど効果が高いと考える人が多いようですが本当なのでしょうか。実際のところ、JやJ/cm²の数値が高くなるほど毛根へのダメージが強くなります。そのため脱毛効果が高いと判断できるため間違いではありません。しかし、毛根へのダメージが強くなるということはやけどのリスクも上がるということです。
脱毛効果が高いことも重要ですが、脱毛効果を高くしつつやけどをしない最適な数値であることが重要なのです。また、JやJ/cm²は毛の状態や肌の状態を見極めて選ばなくてはいけません。人によって最適な数値は変わってきますので、数値だけで判断できないのです。
さらに、脱毛器によっても効果は変わります。脱毛する箇所や毛の状態に合わせて選ばなくてはいけません。脱毛効果が出やすいJやJ/cm²の数値は人によって違うのです。よって、数値だけで脱毛効果が高いのかどうか判断するのは難しいといえるでしょう。また、家庭用脱毛器でJやJ/cm²の数値を公表していないものも存在します。数値だけで判断はできないのですが、数値を公表している脱毛器の方が信頼性はあります。
JやJ/cm²を理解している人は少ないかもしれませんが、脱毛器を選ぶ際には注目してみてください。購入の際は、肌への負担が少なく脱毛効果が出やすい脱毛器を選ぶようにしましょう。数値が高ければよいというわけではないので、信頼できるメーカーであることや購入後もきちんと保証のあるような脱毛器であるか確認することも重要です。
まとめ
脱毛器の数値について説明しました。JやJcm²は脱毛効果に直結する数値なのですが、数値が高ければ高いほどよいというわけではありません。数値が高すぎると脱毛効果は高くなりますが、やけどの恐れがあります。脱毛器選びの際には、単位の意味を理解しておくことが大切です。脱毛効果も重要ですが肌への負担が少なく安全なものを選ぶことをおすすめします。