業務用脱毛機のパルス幅とは?
業務用脱毛機で使われるレーザー光は、性質として「波長」と「パルス幅」と両方を理解しておくと良いでしょう。耳にしたことがあっても詳しく理解している人は少ないですし、両方とも同じようなものをイメージしている人も少なくありません。
ちなみに波長とパルス幅は別のものですので、ここで詳しく解説します。
レーザーの波長とパルス幅の違いを説明
業務用脱毛機ではレーザー光が使われますが、レーザーとは光を増幅して放射する装置そのもののことを指します。つまり正確に言うならレーザー脱毛は、レーザーから放射されるレーザー光を肌にあてて脱毛をおこなう行為となります。
このレーザー光で重要なのが冒頭でも触れた「波長」と「パルス幅」です。波長は光を考えるうえで外せないものですが、光は電磁波の一種であり、グラフにすると山と谷を繰り返す特徴を持っています。この山と山の幅や谷と谷の幅を波長と言い、増幅器として使われる物質によって大きく違いが現れます。
医療機関で使われる炭酸ガスレーザーは増幅器として気体を使い、ルビーレーザーやアレキサンドライトレーザーなどは個体が使われます。これに対してパルス幅はレーザー光が発振される時間を指す言葉です。短い時間の間に光が発振されれば、それだけ瞬間的なパワーが大きいと判断できます。
パワーが大きいということは破壊力も大きいということになり、照射ダメージも増すことになります。つまりパルス幅を見れば、そのレーザーがどれくらいのパワーを持っているかを知ることができるわけです。
レーザーにはパルス幅が短いものと長いものがある
レーザーのパルス幅を簡単に理解するならレーザー光の照射時間の長さとして考えれば良いでしょう。もっともレーザーを照射する時間は瞬間的ですから、μsec(マイクロセコンド)やnsec(ナノセコンド)、psec(ピコセコンド)などの時間単位も使われます。マイクロはミリ秒の1000分の1、ナノはマイクロの1000分の1、ピコはナノの1000分の1という長さです。
レーザー照射の世界ではsec(セコンド)やmsec(ミリセコンド)は照射時間が長い部類に入り、名前も「ロングパルス」と呼ばれています。そして業務用脱毛機のレーザー光は、このロングパルスレーザーが主流となっています。
ショートパルスでは照射時間が短いことから肌に熱が広がりにくく、エネルギーを毛母細胞に浸透させるうえで不利になります。また、瞬間的に強いパワーが皮膚に送り込まれますので、衝撃で肌がダメージを受けるリスクも考えなければなりません。
その点、ロングパルスなら皮膚に熱が広がりやすく、エネルギーを長時間留まらせることが可能です。毛根組織にしっかりダメージを与えられますし、広い面積を照射する必要のある脱毛においては、皮膚への衝撃をある程度抑えられるロングパルスのほうがメリットがあることになります。
日本で良く使われるロングパルスレーザーを紹介
前述の通り業務用脱毛機は2種類に大別することができますが、一つはパルス幅が短い「Qスイッチレーザー」、もう一つが「ロングパルスレーザー」です。シミ治療を受けたことのある人なら、Qスイッチレーザーの名称もご存じでしょう。
Qスイッチレーザーは主にシミやほくろの治療など、スポット的な皮膚治療に用いられることが多いです。
一方ロングパルスレーザーは主に脱毛に使われているレーザーで、1996年に世界でルビーレーザーが初めて使われた歴史があります。ただルビーレーザーはメラニンに強く反応し吸収されすぎてしまうため、白人の肌以外には不向きです。
そこで改良されたのがアレキサンドライトレーザーで、日本ではこちらが広く使われるようになりました。また、近年ではYAG(ヤグ)レーザーが広く普及し、医療脱毛ではよく使用されている業務用脱毛機です。アレキサンドライトレーザーや半導体を増幅器としたダイオードレーザーより波長が長く、肌深部まで到達して高い永久脱毛効果を発揮すると言われています。
また、メラニンに反応しないため色が濃い肌でも照射可能ですし、肌の奥までエネルギーが届くのでVIOや男性のヒゲにも高い脱毛効果があります。うぶ毛にも効果が見込めるため、顔脱毛や全身脱毛の最終段階でも効果を発揮してくれるでしょう。
業務用脱毛機に使われるレーザー光の特性は、波長とパルス幅から知ることができます。両者は異なるものであり、パルス幅はレーザー光の照射時間の長さに関係すると理解しておきましょう。また、脱毛に使われるのはロングパルスレーザーであり、皮膚に熱を広げて深くまでエネルギーを到達できる特性があります。
近年では日本でもさまざまな種類のレーザーが導入され、メラニンに反応しないYAGレーザーも広く普及していますので、脱毛の幅も広がっています。
おすすめ業務用脱毛機一覧
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会社名 | 株式会社富士美容機(ペガサス) | レナード株式会社(バイマッハ) | 株式会社エストラボ(ルミクス・A9) | 株式会社NBS(CLEAR/SP-ef#) | 株式会社エクレーヌ(CUBE DUO) |
価格 | 341万円 | 468万円 | 470万円 | 261万8,000円(税込) | 151万8,000円(税込) |
ランニングコスト (1ショットあたり) | 0.15円 | 0.3円(0.49円以下完全保証) | 0.1円 | 0.18円 | 0.46円 |
性能 | 高価格帯の脱毛機に劣らない基本性能で、2500Wの電力供給が圧倒的かつ安定した脱毛効果を発揮。 | 美容にも効果大!イオン導入の同時照射が出来、2本のハンドピースの同時冷却の他、各種機能が充実。 | デザイン性にこだわりつつ、性能も最高レベルな上、業界初の新機能、BBL(Broad-Band-Light)を搭載 | 脱毛方式にTHRを採用!「抜ける光」で施術時間を短縮。導入効果で顧客満足度の高いCLEAR/SPシリーズ | セパレーツタイプとなっており、上下に分割することで上が15kg、下が18kgで移動が楽!業務用脱毛機の中でも最安値の価格帯 |
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